インフルエンザ2009H1N1関連急性壊死性脳炎

Resident and Fellow Section
Teaching NeuroImages: Acute necrotizing encephalopathy during novel influenza A (H1N1) virus infection
Neurology November 22, 2011 vol. 77 no. 21 e121
2009年新型インフルエンザA(H1N1)流行以来、様々な神経学的合併症が報告されている( Chen YC, Lo CP, Chang TP. Novel influenza A (H1N1)-associated encephalopathy/encephalitis with severe neurological sequelae and unique image features: a case report. J Neurol Sci 2010; 298: 110– 113. )。
2ヶ月齢の急激進行例の報告


日本で”acute necrotizing encephalopathy”(急性壊死性脳炎)と報告されていた致命率・合併症率の高い病態( Ng WF, Chiu SC, Lam DS, et al. A 7-year-old boy dying of acute encephalopathy. Brain Pathol 2010; 20: 261– 264.)について解説がなされている。


日本の報告でなく、香港の症例の報告なのが、なさけない。語学力の壁だろうか・・・ 日本の臨床力は世界的に評価されない理由の一つなのだろう。
症例提示など英語でプレゼンテーションする癖があればいいのだが、アホ役人どもが”カルテは日本語で・・・”などとするアホ通達のせいでそれもできない日本。

こういうケースも、ある特定の団体が・・・”タミフル脳症”と騒いでたわけだが・・・

by internalmedicine | 2011-11-26 10:21 | インフルエンザ  

<< ポリオ生ワクチンによる環境汚染... 高齢者脳血管疾患発症・認知機能... >>