ポリオ生ワクチンによる環境汚染という問題・・・
2011年 11月 26日
この報告は、”不活化ワクチンに国策的に変更しない限り、ワクチンによるポリオ感染環境リスクは続く”という警告である。
Characterisation of vaccine-derived polioviruses isolated from sewage and river water in Japan.
Lancet. 2000 Oct 28;356(9240):1461-3.
<図譜指摘により削除>
最近、ポリオに関していろいろ話題に上がってる(The Lancet: 日本のワクチン行政の無策ぶり告発 2011年 01月 22日)が、生ポリオワクチンの環境汚染という側面・・・あんまり語られてないと思われ再掲した。
核酸増幅法の発展でいくらでもこういう報告は増えるだろうと思っていたが、意外にまだ少ない。レアな病原体検出を水道水でやれば検出されて・・・論文できあがり・・・そうすれば、マスゴミが大騒ぎしてくれるだろう
(水道水に薬剤混入広範に広がっている in アメリカ 2008年 03月 11日)
接種者からの便中排泄などがこの問題と思うけど、より高濃度環境である、生ワクチン投与時の子供や随伴者への衣服や皮膚付着などへの注意・接種者側への配慮(ガウンなど準備)など全くなされてない。
ワクチン行政って、馬鹿がやってるから大変だ・・・国民が・・・
by internalmedicine | 2011-11-26 11:37 | 感染症