禁煙ケアは長期管理が必要
2011年 11月 29日
”チャンピックス”の注意書きのため、地方では、禁煙治療に関して後戻り状況なのだが・・・
利益性と副事象に関して厚労省がまともな判断を下して欲しかったのだが・・・まぁ無理か
Chronic Disease Management for Tobacco Dependence
A Randomized, Controlled Trial
Arch Intern Med. 2011;171(21):1894-1900. doi:10.1001/archinternmed.2011.500
たばこ依存症は慢性再発性疾患
だが、治療は離散的になされ、長期禁煙率はかなり低い
ということで、以下比較
・長期ケア(LC): telephone-based chronic disease management (1 year; longitudinal care)
・通常ケア(UC): evidence-based treatment (8 weeks)
総計443名の喫煙者を5回の電話カウンセリング、ニコチン置換療法(NRT)4週間受けた後、ランダム化
・UC: 2回追加
・LC: NRT48週追加
長軸的ケアは繰り返し禁煙試行・再発の暫定的喫煙量減少を目標
プライマリアウトカムは、18ヶ月フォローアップ時点での6ヶ月の禁煙状況評価
18ヶ月時点で、LC群の30.2%は6ヶ月時点での禁煙状態、UCでは23.5%(unadjusted, P = .13)
多変量解析にて、18ヶ月にて禁煙状態維持要素は、LC (補正オッズ比, 1.74; 95% CI, 1.08-2.80)、 quit attempts in past year (1.75; 1.06-2.89)、 ベースラインの1日喫煙本数 (0.95; 0.92-0.99)、 禁煙後後14-21日間隔での喫煙 (0.23; 0.14-0.38) 。
長期ケア(LC)嫌煙不成功は通常ケアより喫煙少ない(12ヶ月時点でのみ有意)
LC参加者は、UC参加者よりカウンセリング多い (mean, 16.5 vs 5.8 calls; P < .001)、 総カウンセリング期間が長い (283 vs 117 minutes; P < .001)、よりNRTを必要とする (4.7 vs 2.4 boxes of patches; P < .001)
by internalmedicine | 2011-11-29 09:10 | 喫煙禁煙