性的思考は性差少なく、個別影響大; マスコミ:男は1日19回、女は1日10回セックスを思う
2011年 12月 01日
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp1-20111201-870922.html
英米各紙の11月29日付報道によると、オハイオ州立大学は18~25歳の米国人男性120人、女性160人を調査。1日に睡眠時間以外で何回セックスについて考えるかという質問で、男性は平均19回、女性は平均10回だった。若い男性については7秒に1回、1日8000回以上もセックスについて考えるという通説があったが、大幅に修正されたことになる。
原著:Sex on the Brain?: An Examination of Frequency of Sexual Cognitions as a Function of Gender, Erotophilia, and Social Desirability
DOI:10.1080/00224499.2011.565429
Terri D. Fishera et. al.
"the Journal of Sex Researchpages 69-77
女性より男性の方がセックスについて考えるとされているが、この分野の経験的エビデンスというのはかなりあやしい。283名の学生で、1週間の食物、睡眠、セックスについての思考をゴルフ・タリー・カウンターを用いて調査。
男性はニーズに基づく認知が全体的に多いが、性別と記録された認知の型の間に有意な相互関係はなかった。故に、若年男性は若年女性よりセックスについて考えることが多いが、食事や睡眠についても同様に多く考えている。
対して、研究開始時点で得られたニーズに基づく認識後顧的推定頻度では、性的認識に性別の違いがあったが、食事、睡眠については性差はなかった。
Erotophilia や sexual desirability respondingは女性にとっては性的認知頻度の有意な予測因子だが、男性ではそうでない。包括的にいえば、erotophillia(好色)は性差より、性に関する認識上の違いが大きい。
全体的には、性的考えは性差はあるが一般に考えるほど大きくなく、性的希望に影響されるところが大きい。
abcnews: http://abcnews.go.com/blogs/health/2011/11/29/men-think-about-sex-just-not-non-stop/
telegrapho:http://www.telegraph.co.uk/health/healthnews/8924988/Men-think-about-sex-just-19-times-a-day-nearly-as-much-as-food.html
by internalmedicine | 2011-12-01 12:12 | メモ