AFP: 関節リウマチの診断・管理

AFPからの情報による自己学習・・・

Diagnosis and Management of Rheumatoid Arthritis
Am Fam Physician. 2011 Dec 1;84(11):1245-1252.

他疾患では説明不能の、明らかな一関節以上の明らかな腫脹が診断クライテリアで、病変小関節の数が増えるほど診断尤度は増加。

炎症性関節炎患者では、リウマチ因子 or 抗CCP抗体(抗シトルリン化ペプチド抗体)の存在が診断示唆となる

初期検査評価は、分類を含む血液数、腎機能・肝機能評価を含まなければならない。

生物学的製剤患者では、B型肝炎、C型肝炎、結核検査をすべき
リウマチ性関節炎早期診断でDMARD製剤の早期使用が可能。
併用療法がコントロール目的で良く用いられる。
MTXは第一選択薬。TNF阻害関連生物学的製剤は第二選択と考えら得るが、dual therapyも考慮に加わる。治療目標は関節痛・腫脹最小化、レントゲン上の損傷・下肢変形予防、仕事や個人的活動性の維持。
関節置換は薬物管理困難な重度関節障害時には適応


The 2010 American College of Rheumatology/European League Against Rheumatism Classification Criteria for RA
http://www.rheumatology.org/practice/clinical/classification/ra/2010_revised_criteria_classification_ra.pdf


自己抗体は”抗CCP抗体”のみの基準となり現在の保険の縛りである”関節リウマチと確定診断できない者に対し、原則1回を限度として算定できます。結果が陰性の場合は3月に1回に限り算定が可能”では、診断基準と異なる診療を強いられることになる。

他、CRP・血沈ともに検査する必要がある。

by internalmedicine | 2011-12-02 11:48 | 運動系  

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