米国:米中のヒ素基準検討中
2011年 12月 07日
Gannett News Service December 6, 2011
”Currently, there are no limits on the amount of allowable arsenic in rice in the United States”
米国では、米中のヒ素基準がなく、今後、検討されるようだ。
日本では
環境省、茨城県、神栖町は平成17年5月10日、有機ヒ素化合物のジフェニルアルシン酸(DPAA)とフェニルメチルアルシン酸(PMAA)に汚染された、茨城県神栖町の米を常食していた人の毛髪や爪からフェニルメチルアルシン酸(PMAA)が検出されたと発表した。...なお神栖町産米のDPAA汚染には同町に第二次世界大戦中に設置されていた旧日本軍中央研究所場が関係していると推測され、PMAAはDPAAに由来する物質であると考えられている。
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=10224
これと、ヒジキなど海産物中のヒ素の問題がクローズアップされたことがある。
”2004年7月、英国食品規格庁はひじきは無機ヒ素を多く含むので食べないようにという勧告”されたことがきっかけ(情報ソース:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/anzen_info/hijiki.html)
・ヒジキ中のヒ素に関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/07/tp0730-1.html
Q.4 ヒジキ中ヒ素の国際的な基準はありますか。
A.4 現在、ヒジキ中ヒ素に関する国際的な基準は設定されていません。
各種食品中のヒ素に関する文献データの調査結果から
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/chemical/hiso_level/index.html
食品安全に関するリスクプロファイルシート(検討会用)(化学物質)作成日(更新日):平成22年7月30日
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/pdf/chem_as.pdf
耐容摂取量:PTDI/PTWI/PTMI の根拠 ・2010 年にJECFA はヒトの疫学調査結果をもとに、飲料水及び食品からの推定経口摂取量を用いて、肺がんの発生率を0.5%押し上げる無機ヒ素のBMDL0.5 を3.0 ug/kg体重/日(推定経口摂取量の範囲により2-7 ug/kg)とした。現行のPTWI(15 ug/kg 体重/週)は、BMDL0.5 の範囲内にあるため、もはや適切でないとして取り下げた。
日本でも同様にはっきりした基準はない?
by internalmedicine | 2011-12-07 09:13 | 環境問題