高度鍛錬アスリートの筋損傷回復に、超冷気治療が有効
2011年 12月 08日
Exercise-Induced Muscle Damage in Highly-Trained Runners.
PLoS ONE 6(12): e27749. doi:10.1371/journal.pone.0027749
運動後の回復・運動による筋ダメージ回復促進はアスリートにとってpriorityになりえる。さらに、科学的根拠無く、運動後回復戦略が数多く用いられている。このフレームワークの中で、この研究では
シミュレートされたtrail running race後48時間の筋肉回復促進modality
・whole body cryotherapy (WBC)
・far infrared (FIR)
・passive (PAS)
3非連続週、9名の熟練ランナーが3回の繰り返しで、可動式トレッドミル上の筋肉障害をシミュレーションするtrail runを行った。運動直後、24時間後、48時間後で、3つの回復modalityをランダム順に行った。
筋ダメージマーカー(最大等尺筋力、血中CK活性、知覚[i.e. 疼痛、疲労、well-being]を、直後、1時間後、24時間後、48時間後記録
全セッションにおいて、trail run48分で、同様な一定の筋ダメージ量
最大筋力・知覚はWBC セッション1時間後回復
FIRの回復は24時間かかり
PAS回復modalityでは回復まで至らない。
血中CKの差は条件下で見られない。
ランニング運動ダメージ後48時間内の3WBCセッションは、FIRやPAS modalityに比べ、EIMD回復を促進する。
WBCは”-110度から-140度の超冷気の特別温度調整cryochamberにて3-4分間暴露"するもの(J Therm Biol 29: 285–290.)
cryo-chamber
動画あり
http://www.fox40.com/news/headlines/ktxl-countrys-first-cryochamber-for-athletes-in-roseville-20110804,0,1620554.story
by internalmedicine | 2011-12-08 16:30 | 運動系