ウジ虫療法ランダム化研究:1週間のウジ虫デブリ治療は有効だが、2週間継続は無意味

時々出てくる、ウジ虫治療。フランスのランダム化研究で、debridementとしての1週間治療は意味があるが、継続的に2週間も使うベネフィットはない。

2週間入院の間、40cm2未満の非治癒腐敗部位を有する119名の患者、ABI 0.8以上へのmaggot debridement therapy(MDT)と通常治療比較
アウトカムは15日目の創傷状況

8日目で群間有意差あり (MDT群 54.5% v 対照群66.5%) (P = .04)
15日目の腐敗創傷平均面積は、MDT群 、対照群 55.4%(P = .78)

対照群66.5%にくらべ、ウジ虫治療は54.5%と、腐敗面積減少

Opletalova K, et al "Maggot therapy for wound debridement: a randomized multicenter trial" Arch Dermatol 2011; DOI:10.1001/archdermatol.2011.1895.

解説:http://www.medpagetoday.com/Dermatology/GeneralDermatology/30308

by internalmedicine | 2011-12-20 11:55 | 医療一般  

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