NIHによるデトックス治験:TACT ・・・ 数々の問題提起される中・・・ 来年発表?

デトックス概念の具現化、Na2EDTA治療治験をNIHが行った
冠動脈疾患や末梢血管疾患へ1950年代から報告が有り、このキレーション治療により380%から90%の患者で症状改善・生存率改善があったと主張が有り、1990年代に4つの対照トライアルが行われたが、結局有益性が認められず、トライアルの継続は断念された。
2003年、NIHによるChelation Therapy (TACT)トライアル開始。

補完・代替医療国際センター(NCAM)によると、2011まで継続、2012年に解析予定とのこと
http://nccam.nih.gov/health/chelation/

Design of the Trial to Assess Chelation Therapy (TACT)
American Heart Journal Volume 163, Issue 1 , Pages 7-12, January 2012

TACT のプロトコールは非倫理的、危険、ピント外れ、無駄であったという批判
・リスクエビデンス無視、データ喪失
・100名近い共同研究者は的確性欠如
・利益相反の公開なし
・資金欠如
http://www.medscape.com/viewarticle/570625

by internalmedicine | 2011-12-24 23:55 | Quack  

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