腎機能(eGFR)低下と共に睡眠時無呼吸増加

254名の腎臓外来クリニック・透析施設患者にて、検討

睡眠時無呼吸頻度は eGFR減少に伴い増加
eGFR  ≧ 60 27%、 CKD 41%、 ESRD 57% p=0.002

夜間低酸素頻度もその傾向、 16%、 47%、 48% p<0.001

DECLINING KIDNEY FUNCTION INCREASES THE PREVALENCE OF SLEEP APNEA AND NOCTURNAL HYPOXIA
Published online before print January 5, 2012, doi: 10.1378/chest.11-1809 CHEST January 2012 111809

慢性腎不全・透析・ESRDで睡眠時無呼吸高頻度というのは知られている。 さらに早期から無呼吸合併頻度が高いことが示され、eGFR悪化に伴いその頻度が増加する傾向があることが示された。この両者の病勢の因果関係に関して考察が必要であろう。高血圧・肥満・耐糖能異常・糖尿病などといった共役要素との関連との考察が必要。

by internalmedicine | 2012-01-07 08:44 | 動脈硬化/循環器  

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