メタアナリシス:アスピリン一次予防 心血管死亡・癌死亡有意減少認めず! ルーチン使用は控えるべき



Effect of Aspirin on Vascular and Nonvascular Outcomes: Meta-analysis of
Randomized Controlled Trials
Sreenivasa Rao Kondapally Seshasai; Shanelle Wijesuriya; Rupa
Sivakumaran; Sarah Nethercott; Sebhat Erqou; Naveed Sattar; Kausik K.
Ray
Arch Intern Med Published online January 9, 2012.
doi:10.1001/archinternmed.2011.628
http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/abstract/archinternmed.2011.628?etoc



心血管疾患既往のない10万人以上のフォローアップ平均 6.0(2.1)年間
アスピリン治療は、CVDイベントを10%減少 10% (OR, 0.90; 95% CI, 0.85-0.96; number needed to treat, 120)を示し、それは、主に、非致死的心筋梗塞減少 (OR, 0.80; 95% CI, 0.67-0.96; number needed to treat, 162)であった。

CVD死亡に関しては有意な減少はなく OR, 0.99; 95% CI, 0.85-1.15) 、癌死亡率 (OR, 0.93; 95% CI, 0.84-1.03)も有意でなく、軽度でない出血イベントリスク増加  (OR, 1.31; 95% CI, 1.14-1.50; number needed to harm, 73)

冠動脈性心疾患、出血アウトカムに関して有意なheterogeneityあり、人口動態的な要素、被験者特性によるものでは説明出来ないものであった。


結論:心血管イベント既往のないヒトへのアスピリン予防投与は、非致死的心筋梗塞イベント減少させるものの、心血管死亡・癌死亡率減少と関連せず。
臨床的に重大な出血イベントをoffsetにしてさらに利益性がある場合に使用すべきで、一次予防としてのアスピリンルーチン使用に対して注意が必要で有り、治療意思決定はさらにケースバイケースで考慮されるべき。

by internalmedicine | 2012-01-10 08:20 | 内科全般  

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