イレッサの成績・・・人種差

ISEL Trialにて

研究期間:2003.7.15-2004.8.2
n=1692(イレッサ 1129,placebo 563)
プライマリ・アウトカム:生存

全症例でハザード比 0.89(95%CI 0.78-1.03, P=.11)
腺癌にてハザード比 0.83(95%CI 0.67-1.02, P=.07)
人種差による生存期間の差が出ました。
http://biz.yahoo.com/cnw/041217/astrazeneca_cancer_1.html

東洋人
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非東洋人
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この東洋人とは日本人ではないそうです。日本のデータがグローバルに用いることができない、あるいは、諸外国のデータが日本人に適応できない可能性が出てきました。

今後、海外で行われているランダムスタディを日本で、そのままその成績で導入するのは、困難と言うことになるのでは・・・・?

by internalmedicine | 2004-12-21 17:11 | 呼吸器系  

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