なぜアガリクスの死亡例に対して甘いのか・・・厚労省


"健康食品業界と医師会が対立"なんて、マスゴミはあおってますが、
   ↓
   参考

これはあきらかに、医師会が正しい。

その上に、“ 健康食品には、健康効果をヒトの臨床試験によって実証することが条件となる、花王の「ヘルシア緑茶」に代表される「特定保健用食品(トクホ)」と、ビタミンやミネラルなどの栄養成分を一定量含有していれば、その栄養成分の機能を表示できる「栄養機能食品」があり、ともに健康増進に役立つことを打ち出せる「保健機能食品」として区分けされる。このほかに、サプリメント(栄養補助食品)などがある。”などと記載されてますが、

この“健康効果の実証はかなりいい加減です。
参考に → ここ

医薬品であれば、ほとんど無視されるほどの効果を、効果と見なしております。

その上に、

“医薬品と食品の間に、新しいカテゴリーの創設を提案”良くできるものだなあと・・


そんな中、
“神戸市内の六十代男性が、書籍などで「がんが消える」とうたわれ、人気を集める健康食品アガリクスを飲み始めてから三週間後に劇症肝炎を発症、その後死亡していたことが十日、分かった。病院側は「アガリクスが原因と疑われる」と指摘しているが、報告を受けた厚生労働省は「因果関係がはっきりしない」などと情報の公表を見送った。 ”
神戸新聞H16.4.11


医療機関から死因とされる医薬品だと、厳重調査が行われるはずです。そして、調査の上、例数が重なれば、レッドペーパーがでるはずです。
アガリクスは効果の証明されていない、食品です。
リスクとベネフィットを天秤にかけてなんてもんじゃありません。危険性の可能性があればまず調査すべきです。

にもかかわらず・・・・おかしい・・・・

A hypothesis for the mechanism of immediate hypersensitivity to mannitol Allergology International Volume 52 Issue 3 Page 165 - September 2003の記載によると、即時型のアレルギー反応が生じる可能性がある。

アガリクスの一種で消化管障害

新聞記事からの類推だと、アレルギー関与の可能性がありますね。どのタイプの肝障害なのか 肝細胞障害型・胆汁うっ滞型・混合型なのか 
薬剤特異的DLST反応陽性とのことで、グレーとおもわれますけどね

きのこ類の劇症肝炎例は、自己免疫性肝炎の事例がトルコで報告されているようです。他にも一例ですが・・・

これでもほっとくんでしょうか?


効能に関しては、文献検索しても人間で確定的な効果を証明した論文がなく、Agaricus bisporus (Lange) Singについては、その抗がん作用は低いというのが一般的です。


がんセンターの名前で有効性ありと出されている出版物は同センター自身が否定もしておりますし
国立がんセンターのQ&A


学術的根拠をかたる代表的な文章
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日本に紹介され、Dr. Shoji Shibata(東京大学血液学教授)とDr. Tetuo Ikegawa(国立がんセンター)がAgaricusの4つの薬理学的研究をした。日本薬理学会や日本癌学会に報告され、4つのアガリクスに含まれるβ-D-glucanが、マウスで、有意に免疫システム活性化することをを報告した。
臨床的共同研究が1980年日本癌学会の一般演題として報告される。
・・・・・・・
外国でも日本の研究が元とかかれています。なんと罪深きことでしょう。
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など、効果に関して根拠あるごとく報告されてますが、臨床研究といっても、がん患者さんに直接投与して腫瘍の縮小効果をみたものではありません。


通常薬剤の一般使用が認められるまで
第1相→第2相→第3相と慎重な検討がなされてます。
説明
ところが、アガリクスのようなものは、食品ですので、人間での作用・副作用検討がなされておりません。


お役人は食品として、業者は薬品かのごとく・・・、存在自体が矛盾しているのです。
規制をかけて、自己責任製品として、分類すべきものです。決して業者が言うような根拠あるものではありませんし


マスゴミが何故健康食品業界に気兼ねするかは、平日昼過ぎのスポンサー比率をかんがえればよろしい。新聞の一面の社説の下の欄をみればよろしい。週刊誌の広告欄をみればよろしい。


広告収入のため、バイアスが・・・

by internalmedicine | 2004-04-11 18:50 | Quack  

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