食事・肥満と癌
2005年 01月 12日
多くの研究で、食事成分とガンのリスクに関する可能性が評価されてきたが、結論的なものがなかなかなされない。
・2つの論文
1)最近と長期間の肉食と結腸・直腸癌のリスクの関連をUS成人の大規模コホートで検討したもの。長期大量の赤肉と加工肉は結腸遠位端のガンのリスクを増加させる。
JAMA. 2005;293:172-182.
2)野菜・果物の総量と特異的なものを検討したもので、ヨーロッパ女性の大規模コホートで乳ガンの頻度を調査したもの。5.4年のフォローアップで、果物・野菜摂取と乳ガンの発生頻度の相関を認めなかった。
JAMA. 2005;293:183-193.
空腹時血糖と癌リスク:
いくつかの研究で、糖尿病と癌のリスク増加について示唆している研究がある。
1)空腹時血糖、糖尿病、癌発生、癌死亡を130万人の韓国成人前向きコホート研究で検討。空腹時血糖と総癌死亡率と癌発生率の量依存的な関係を見いだしている。糖尿病の人では糖尿病のないひとにくらべ死亡率・発生リスクが高い、BMI補正でもその所見は変わらない。
JAMA. 2005;293:194-202.
小児急性骨髄性白血病の死亡率とBMI
急性骨髄性白血病の過体重小児の臨床経験で、非過体重児にくらべ治療関連副作用が多く死亡数が多いことが判明。sociodemographicな要因や臨床的要因補正後、低体重・過体重の子供は総生存率が低く、治療関連死亡率のリスクが高い。
JAMA. 2005;293:203-211.
by internalmedicine | 2005-01-12 12:14 | 医療一般
