あぁ・・・日本にメディア リテラシーは根付かない

メディア・バイオレンスが佐世保の事件に関わる影響というのが、この時点から以降検討されるであろうと期待していたが・・・
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200406100910000000074854000
“ メディア各機関、行政、それに関わる学術団体がこのメディア・バイオレンス
の問題に真摯に対応することを求めます。”という問いかけは無駄に終わっているようである。

米国では医療系の各学会がこぞってこの問題を真正面からとりあげ、提唱を行っているが、残念ながら・・・日本にはそういう気概のある団体・学術団体は存在しない。メディア・リテラシー問題を真正面から取り組むべき教育関係の検討にもあがらなかった。

「死んだ人、生き返る」小中学生の15%…長崎県調査
長崎県佐世保市の小6女児殺害事件を受け、県教委が県内の小中学生約3600人を対象に「生と死」について尋ねた意識調査で、15・4%が「死んだ人が生き返る」と回答した。(読売新聞)
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http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/sasebo_murder/?1106606988


メディアで搭乗する日本のいわゆる“専門家”というのは科学的視点が非常に薄弱で・・・でも、行政がやるときはさすがに・・・とおもってましたが、メディアバイオレンスに関してはふれられずですかぁ?

第4章 専門家の意見
http://www.pref.nagasaki.jp/edu/kenzen/hokoku/pdf/hokoku-015.pdf

“今の子どもたちは同世代との関係が乏しくなっている。また、親や地域が明確なしつけをしていないという面もある。さらに、ゲームやテレビなどの影響から、子どもたちが一人でいる時間が増えている。”

朝日新聞なんて、“専門家”の意見でこの調査自体を否定している記事になってましたね。

NHK vs 朝日新聞というのは、どっちもどっちという気がしますが、朝日系からでている“メディアには情報ソースを証す義務はない”・“メディアには情報ソースを秘匿する義務がある”などの記載・発言が頻出しております。メディアのおごりそのものです。
権利も義務もないのは結構ですが、“情報ソースを証さなければ、ウソをいっているのも同じ”という考えは思いつかないのでしょうか?
朝日の言うことはすべて正しい。だからおまえたちはだまって朝日を購読してそれにしたがっとけという戦前の過ちを朝日関係者は繰り返している気がします。

もちろん朝日だけでなく、報道機関に共通する要因ではあるのでしょうが・・・残念ながらかれらは自覚しておりません。


毎日新聞は“205円ルールを悪用した”悪い医者は情報ソースということで保護し、205円ルールを正しく運用していた医者をたたいた歴史があります。
http://www.city.fukuoka.med.or.jp/yakuzaihi-1.htm
全国の医師はこの悪用した医者を詐欺罪で訴えるべきであり、制度そのものは無用な事務をすくなくして、患者さんたちにもメリットのあるものという考えが主流でした。

by internalmedicine | 2005-01-25 09:13 | メディア問題  

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