科学的陰茎切断・・・EDに対するテストステロン

“ 陰茎切断刑を新設”してはどうかという意見があるそうですが・・・



“Castration results in loss of libido and in erectile dysfunction. However, these effects are not universal. ”
libidoの減少は普遍的ではなさそうです。

となると、libidoの減少を確実にするためにはやはり抗テストステロン投与が大事か



和田さんも、医者なんだから、すこし調べてから書けばいいのにね・・・


実際にやられている米国フロリダでは
“薬物的陰茎切断”:chemical castration
http://www.law.fsu.edu/journals/lawreview/frames/252/spalfram.html

で、

"Chemical Castration" for Sex Offenders
http://content.nejm.org/cgi/content/full/336/14/1030
NEJM Volume 336:1030-1031 April 3, 1997 Number 14
pediphiliaには特に有効かもしれないらしいです。


"Chemical Castration"はmedroxyprogesterone acetate (MPA) injectionのようです。

かなり反対も多いようですが・・・・・被害者の人権第一に考えれば、リスクの高いひとを放置はできないというわけで・・・でもMPAの長期的成績・副作用報告が検索できず・・(私の力不足か)


まったく、逆ですが、ED治療に、テストステロン投与の意義

Testosterone and erectile dysfunction
http://www.sciencedirect.com/science?_ob=ArticleURL&_udi=B7GW7-4DXT7W4-C&_user=10&_handle=B-WA-A-W-BE-MsSAYZA-UUW-AAAUBYBEZD-AAUDEZVDZD-EUVZAVVZB-BE-U&_fmt=summary&_coverDate=12%2F01%2F2004&_rdoc=38&_orig=browse&_srch=%23toc%2320451%232004%23999989995%23565786!&_cdi=20451&view=c&_acct=C000050221&_version=1&_urlVersion=0&_userid=10&md5=60dcdef05a15e50136ec97a96f8fe001
The Journal of Men's Health & Gender Volume 1, Issue 4 , December 2004, Pages 407-412
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性欲、興味、モチベーションにおけるテストステロンの役割は確立しているが、EDへの影響は議論が続いている。
動物データでは、実験的・医学的catration(去勢)のため、陰茎海綿体圧の減少を生じ、平滑筋・結合組織バランスを欠如し、ペニス組織のNO合成酵素含有神経の濃度を減少させ、ペニス組織のコンプライアンスの繊維弾性性を変化させ、血管閉塞を生じ、結果EDを生じる。
catration(去勢)はペニスのapotosisを生じ、DNA合成はテストステロン治療により誘導さえる。血管性(venogenic)のEDの動物モデルでは、陰茎海綿体内のVEGF(vascular endothelial growth factor)はテストステロンが加わると、平滑筋・結合組織バランス、血管内皮肥厚や過形成が回復し、背部神経繊維直径が正常化し、静脈閉塞性機能障害が回復する。
テストステロン治療がED・テストステロン低値男性に有益であるという若干のエビデンスがある。
Androgen類は、陰茎海綿体のPDE-5の表出、活性をコントロールしている。
PDE-5 inhibitorの経口治療はED治療で失敗している。
しかし、テストステロンをPDE-5抑制剤とともに使用したときに、性機能はEDで回復し、薬剤的な併用にて可能性が生まれている。
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by internalmedicine | 2005-02-09 18:00 | 医療一般  

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