慢性骨髄性白血病へのワクチン療法
2005年 02月 18日
慢性骨髄性白血病へのワクチン療法
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CMLの標準治療はimatinib(http://www.glivec.jp/)であるが、全員がcomplete cytogenetic remissionとなるわけではない。分子レベルで残存することが多い。
Monica BocchiaらはBCR-ABL由来p210 fusion proteinをターゲットにしたワクチンの有効性を、残存疾患が安定した患者16名に使用。
6回のワクチン後、一人をのぞいてcytogenetic responseの改善、7名でcomplete cytogenetic remissionとなった。
Effect of a p210 multipeptide vaccine associated with imatinib or interferon in patients with chronic myeloid leukaemia and persistent residual disease: a multicentre observational trial
Lancet 2005; 365: 657-62
http://www.thelancet.com/journal/vol365/iss9460/full/llan.365.9460.primary_research.32297.1
p210のb3a2 融合ポイントを有する、stable residual disease,12ヶ月imatinib治療をうけるかインターフェロンα24ヶ月治療を受けたCML16名患者を参加。
6回のp210-b3a2+molgramostimとQS-21をアジュバントとして(CMLVAX100)投与
CML においては,その発症に直接結びついているBCR-ABL融合蛋白が有望なT細胞認識標的抗原である.BCR-ABL は切断点の違いからいくつかのタイプが存在するが,多くはb2a2 かb3a2 である.これまでに報告されたBCR-ABL融合部位特異的T 細胞応答の多くはb3a2 タイプであり,CD8 陽性HLA クラスI 拘束性CTL のみならずCD4 陽性HLA クラスII 拘束性T 細胞のエピトープとも成りうることが示されている.さらに,これまでに多くのHLA 型に結合し,T 細胞応答を誘導できることが報告されている.このように,単一のアミノ酸配列がCD4 とCD8 陽性T細胞の共通エピトープとなり,また多くのHLA型に結合しうるということは極めて例外的なことであり,b3a2 結合部位がCML に対する免疫療法の普遍的で効果的な標的抗原であることを示すものである.
http://www.yuketsu.gr.jp/gakkaishi/50-4/050040565.pdf
前述のPDF記載のワクチン治験
Vaccination of patients with chronic myelogenous leukemia with bcr-abl oncogene breakpoint fusion peptides generates specific immune responses
http://www.bloodjournal.org/cgi/content/full/95/5/1781
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血液関係がほっていると進歩が早い・・・
by internalmedicine | 2005-02-18 15:36 | 医学
