抗酸化作用のアレルギー性疾患悪化仮説

抗酸化ビタミンの健康への悪影響を記している多くの科学的証拠をブログに書いてきましたが、
製造業者(最近は薬剤系・アルコール関係大企業までも)には、蛙の面にション便・・・

内容をみると、ほとんどすべて、試験管内実験や机上の空論の仮説による、抗酸化作用万歳だらけ

仮説だらけのproに対して、あらたな有害仮説を・・・

Antioxidants may increase the probability of developing allergic diseases and asthma
Medical Hypotheses Volume 64, Issue 5 , 2005, Pages 973-977

遺伝的疾患器質に加え、小児期の感染、エンドトキシン、汚れといった曝露がTh1免疫応答のトリガーを欠くことが、アレルギー性鼻炎や喘息の頻度増加に関連するという“hygiene hypothesis(衛生仮説)が取りざたされている。
対して、in vitroでは抗酸化飲料、緑茶やワインなどがTh1サイトカイン、インターフェロンの合成を阻害するという知見がある。
Th1・Th2免疫応答の相反する交差的な働きとすれば、これらの飲料はTh1型の免疫応答をslow-downさせ、Th2型サイトカイン過剰産生させる可能性がありある。
また、抗酸化作用豊富な食品はアトピー疾患リスク増加に関係する可能性がある。
Th1型免疫応答欠如だけでなう、インターフェロンγを抑える抗酸化作用豊富な栄養物は、結果としてTh2型免疫応答を継続させ、アレルギー反応や喘息の感受性増加につながる可能性がある。
数十年の衛生状態改善に加え、社会的な機能性食品増加・抗酸化物豊富と称する食品は西洋のアトピー疾患増加と関連しているのかもしれない。

by internalmedicine | 2005-03-30 11:11 | 医療一般  

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