抗酸化作用のアレルギー性疾患悪化仮説
2005年 03月 30日
製造業者(最近は薬剤系・アルコール関係大企業までも)には、蛙の面にション便・・・
内容をみると、ほとんどすべて、試験管内実験や机上の空論の仮説による、抗酸化作用万歳だらけ
仮説だらけのproに対して、あらたな有害仮説を・・・
Antioxidants may increase the probability of developing allergic diseases and asthma
Medical Hypotheses Volume 64, Issue 5 , 2005, Pages 973-977
遺伝的疾患器質に加え、小児期の感染、エンドトキシン、汚れといった曝露がTh1免疫応答のトリガーを欠くことが、アレルギー性鼻炎や喘息の頻度増加に関連するという“hygiene hypothesis(衛生仮説)が取りざたされている。
対して、in vitroでは抗酸化飲料、緑茶やワインなどがTh1サイトカイン、インターフェロンの合成を阻害するという知見がある。
Th1・Th2免疫応答の相反する交差的な働きとすれば、これらの飲料はTh1型の免疫応答をslow-downさせ、Th2型サイトカイン過剰産生させる可能性がありある。
また、抗酸化作用豊富な食品はアトピー疾患リスク増加に関係する可能性がある。
Th1型免疫応答欠如だけでなう、インターフェロンγを抑える抗酸化作用豊富な栄養物は、結果としてTh2型免疫応答を継続させ、アレルギー反応や喘息の感受性増加につながる可能性がある。
数十年の衛生状態改善に加え、社会的な機能性食品増加・抗酸化物豊富と称する食品は西洋のアトピー疾患増加と関連しているのかもしれない。
by internalmedicine | 2005-03-30 11:11 | 医療一般