fluid responsiveness



Continuously assessed right ventricular end-diastolic volume as a marker of cardiac preload and fluid responsiveness in mechanically ventilated cardiac surgical patients
http://ccforum.com/content/9/3/R226
Critical Care 2005, 9:R226-R233 doi:10.1186/cc3503
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CEDVは、CVP、PCWP、LVEDAより前負荷増加をより正確に反映する
しかし、fluied responsivenessは反映せず
SVI(TD)はCEDV indexがCVP、PCWPより正確に反映する。
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という論文をみて・・・・

'cardiac preload'
'fluid responsiveness'
というのはひとつのトピックスなのか・・・

下記論文http://www.chestjournal.org/cgi/content/full/121/6/2000によると・・・今ひとつupdateされてないと感じた次第で・・

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volume expansionは重症患者の血行動態改善にしばしば用いられる。用量負荷による期待される血行動態の変化は、心室拡張期終末容積と1回拍出量、心拍出量の増加である。点滴療法による拡張期終末期容積の増加は、心血管合併症による用量のpartitioningに依存する。拡張期終末容積の増加の結果としての1回拍出量の増加は心機能に依存する。心室の収縮力低下は拡張期終末期容積と1回心拍出量への効果を減少させるためであるfluid responsivenessを検討したところ。重症患者の40-72%しかvolume expansionに反応しない。この不応性のグループにはinotropicやvasopressorが必要なのか

ベッドサイドの指標が提案
・右房圧 (RAP)、肺動脈楔入圧 (PAOP)
・流入圧
・右室拡張期終末期容積(RVEDV)、左室拡張期終末期容積(LVEDA)

12の研究で
(1)静的前負荷指標
右房圧(RAP)、肺動脈楔入圧(PAOP)、右室拡張期終末期容積(RVEDV)、左室拡張期終末期容積(LVEDA)

(2)動的指標
ΔRAP : RAPの吸気時減少
Δdown :動脈圧の吸気時減少
ΔPP :脈圧の呼吸性変動
ΔVpeak :大動脈流速の呼吸性変動

RAP、PAOP、RVEDV、LVEDAはresponderで有意に高いということはない

輸液前に
RAP:3/5
PAOP:7/9
RVEDV:4/6
LVEDA:1/6
の文献ではnonresponderよりresponderが有意に低いとは限らない。
有意差があっても、responderとnonresponderの閾値は明確でなかった。

輸液前に
ΔRAP
Δdown
ΔPP
ΔVpeak
有意にresponderで高い値であった。
閾値positive predictive value 77-95%、negative predictive value 81-100%
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ΔRAP:1mmHg 84% 93%
Δdown:5mmHg 95% 93%
ΔRAP:1mmHg 77% 81%
ΔPP:13% 94% 96%
ΔVpeak:12% 91% 100%
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by internalmedicine | 2005-04-05 16:44 | 医療一般  

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