やせ薬による甲状腺中毒診断の困難さ
2005年 04月 26日
http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/abstract/165/8/831
Arch Intern Med. 2005;165:831-834.
体重減少herbal medicineは“Dream Shape”・“Ever Youth”が2000年使用可能となった。服用後甲状腺中毒となった12名の患者を著者らは報告している。
pronase処理、エタノール抽出後トリヨードサイロニン約1μgとサイロキシン3-4μgを含んでいた。
10カプセル服用したところ、甲状腺ホルモン値は24時間以内で変化あり、血中トリヨードサイロニン値は服用後2時間で増加し、4-8時間でピークとなった。遊離サイロキシンとサイロトロピン濃度は24時間以内での変化は少なかった。
この結果として生じる甲状腺中毒は診断上・治療上の混乱をもたらすこととなる。
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<関連>
http://health.nikkei.co.jp/supple/diet.cfm?i=20020712p5010p7
単に甲状腺機能だけを測定しても、やせ薬による甲状腺機能異常を検出することは困難ということになる。
甲状腺機能亢進などの症状のある時は、怪しげなやせ薬を服用してないかチェックすることと、甲状腺機能検査がやくだたないことに注意が必要ということか・・・
by internalmedicine | 2005-04-26 10:16 | Quack