資生堂・・・はげ問題
2005年 05月 13日
資生堂・・・のはげ問題(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050512-00000051-mai-bus_all)で気になったのは
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薄毛の悩みの有無を役職別にまとめたページのタイトルは「薄毛の人は部長止まり?」。
薄毛に悩んでいないのは、役員では81%なのに対し、一般社員(76%)、派遣社員
(74%)との調査結果を根拠に、「部長、課長、係長に薄毛の悩みが多いのに対し
……偉くなるのは薄毛ではない人のようです」と説明した。
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この文面の問題点は・・・
“薄毛の悩み”がある≠“薄毛”である
ということを無視していることである。
“薄毛で悩んでいるような人は、出世しない”という結論さえ導きだされる
もっとも、ちっとも科学的な検討ではないのだから、もともとこういうデータで“はげは出世しない、恨むなら祖先を”なんて資生堂の主張はもともと無理。
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全体N=1550
悩んでいる 悩んでない
26.20% 73.80%
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・専門職 37.50% ・役員 81.90%
・部長 32.40% ・一般社員 76.00%
・係長 29.90% ・経営者 74.40%
主任
・課長 29.40% ・派遣社員 74.40%
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というデータ(http://drive.kakiko.com/2ch/news/shiseido.HTML)であった。
これから、
“部長、課長、係長に薄毛の悩みが多いのに対し、役員、経営者は、年をとっているわりに
薄毛の悩みがあまりありません。つまり、薄毛の人は出世しても部長止まり、偉くなるのは薄毛ではない人のようです。”と結論づけている。
統計学は値せず、比較の対象が統一されてない。
すなわち、出世できずにいる社員の“悩んでる”比率と出世した役員などの“なやんでない比率”を比較している。・・・・・これじゃぁ 騙し、瞞し、欺し
資生堂がいい加減な会社であることは明らかとなったという事実だけはかわらないが・・・
ところで
DTC(Direct-to-Consumer)は、マツケンを起用して爪白癬は病院へ行こうとか、レビトラ・バイアグラなどの二枚目俳優を利用しているような、一般消費者への医家薬品の宣伝だが、
ブランド志向消費を増やす、adjustment disorderへの消費を増やす問題。
そういうものはあるが、総括的には適切なケアの改善につながるそうである。
http://general-medicine.jwatch.org/cgi/content/full/2005/513/1
こういうDTCまでいい加減なCMがなされないことを希望する
by internalmedicine | 2005-05-13 11:26 | 医療一般