この患者は卒中か?
2005年 05月 23日
神経学のテキストにあるような神経学的所見を採っている間に・・・急変、あるいは、therapeutic golden hourを逸することさえ・・・・
重要な検討なのでしょう・・
一致率に関して、κ値を使っているのでご注意を
CLINICIAN’S CORNER
Is This Patient Having a Stroke?
Larry B. Goldstein, MD; David L. Simel, MD, MHS
JAMA. 2005;293:2391-2402.
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/293/19/2391
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事前に明らかな神経学的所見所見を有する患者は10%
最近の神経画像的研究で
・急性顔面麻痺、arm drift、会話異常で
尤度比 5.5(3.3-9.1)
・いづれもないことで
尤度比 0.39(0.25-0.61)
・出血と虚血を鑑別するために画像検査が必要。
・意識障害、完全麻痺、共同注視麻痺の存在が早期死亡率の増加と関連。
1つの所見で尤度1.8; 95% CI, 1.2-2.8
所見がないことで尤度 0.36;95% CI , 0.13-1.0
・卒中・一過性虚血発作で、非血管性イベントでないことと一致する症状は、
speechの急激な変化、視力異常、複視、numbness(しびれ)やtingling(ひりひり・ずきずき)、麻痺や筋力低下、体位性非依存性めまいである(κ = 0.60; 95% CI, 0.52-0.68).
ここの神経学的所見の信頼性はわずか~ほぼ完璧までさまざまであるが、“National Institutes of Health Stroke Sccale”のような標準化スコアシステムで改善可能である。
ref. http://www.jsts.gr.jp/guideline/218-218.pdf
http://stroke.ahajournals.org/cgi/content/full/30/6/1208/F1
検査所見をベースの責任血管病巣は軽度から良好な信頼性を有する(κ = 0.54; 95% CI, 0.39-0.68).
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・Los Angeles Prehospital Stroke Screen (LAPSS) :http://www.fpnotebook.com/NEU81.htm
フィールドワークでの卒中同定
感度91%(76-98%)、特異度97%(93-99%)、PPV 86%(70-95%)、NPV 98%(95-99%)
・Questionnaire for Verifying Stroke-Free Status (QVSFS)
http://stroke.ahajournals.org/cgi/content/full/32/10/2232
http://stroke.ahajournals.org/cgi/content/abstract/33/12/2819
The MOSAIC score based on multidetector row CT technology is superior to NCCT, CTA, and PCT in predicting infarction size and clinical outcome in hyperacute stroke.
by internalmedicine | 2005-05-23 11:33 | 運動系