マルチスライスCT(MSCT)による非侵襲的冠動脈造影の評価
2005年 05月 25日
マルチスライスCT(MSCT)による非侵襲的冠動脈造影
Noninvasive Coronary Angiography With Multislice Computed Tomography
JAMA. 2005;293:2471-2478.
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/293/20/2471?etoc
1384セグメント(1.5mm直径)を侵襲的冠動脈造影で同定
MSCTの非診断的画像はわずか88で、6.4%で、その原因は主に頻脈の為
侵襲的冠動脈造影と比較して、有意病変(>50%狭搾)、セグメントベースの感度・特異度、PPV,NPVはそれぞれ、95%, 98%, 87%, 99%であった。
重症狭搾測定のMSCT系統的測定において、MSCTと侵襲的冠動脈造影の定量的比較は良好な相関(r=0.87、P<.001)
患者ベース分析では、ROCのAUは0.97(95%CI 0.90-1.00)で、血行再建の候補である患者(LMA狭搾>50% and/or 他の部位の狭搾>70%)を選択する検出力を持っていると考えられる。
域値最適化により許容範囲の偽陽性率にて100%の感度を保持できる設定もできる(MSCT狭搾 >66%とすると特異度76.5%、狭搾度76%とすると特異度>90%)
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運動負荷心電図などにくら
Webで検索したら・・・Lancet 2001; 357: 599–603
http://www.kardiolab.ch/11050101.pdf
<注意事項>
・造影剤使用:腎機能障害や造影剤アレルギーに注意、万人に使用できない
・一般的な胸部CT検査と比較すると放射線被ばくが多い
by internalmedicine | 2005-05-25 11:01 | 動脈硬化/循環器