むずむず脚症候群の病的意義ある頻度は2.7%で、診断されているのは2-3%程度

*むずむず脚症候群:restless leg syndrome
[[the International Restless Legs Syndrome Study Group (1995) で診断基準:http://www.ninds.nih.gov/disorders/restless_legs/detail_restless_legs.htm#36923237]]
---(1) 脚を動かしたいという要求、しばしば異常感覚・異常知覚を伴う:a desire to move the limbs, often associated with paresthesias or dysesthesias
---(2)安静にしているときに悪化したり、症状が現れ、動かすと一部あるいは一時的に改善する:symptoms that are worse or present only during rest and are partially or temporarily relieved by activity
---(3) 動かさないわけにはいかないという状態:motor restlessness
---(4)夜間の症状悪化: nocturnal worsening of symptoms


--鑑別:''周期性四肢運動障害:PLMD(periodic limb movement disorder)'':RLSの80%以上が経験。睡眠中の不随意下肢のひきつり(leg twitching)や痙動(jerking movement)で、典型的には10-60秒毎に生じ、時には夜間中継続する。周期的な覚醒や重篤な睡眠中断を生じる。RLSと異なり、PLMDの場合は不随意であり-その動きをコントロールできない。多くのRLSはPLMDへ進展するが、PLMDは必ずしもRLSを経験しない。
---RLSと同様PLMDも原因も不明である。(周期性四肢運動障害は、睡眠時ミオクローヌス症候群とも呼ばれ、睡眠中の下肢の不随意運動が原因となって睡眠の質的低下や中途覚醒を引き起こす。睡眠中の不随意運動が刺激となり覚醒反応をもたらす。睡眠中の不随意運動がひどくなると、就床と同時に下肢にむずむずとほてったような異常な感覚が生じて寝つくことができないと訴える人もいる。これがむずむず脚症候群である。眠れないため下肢に異常感覚が生じると思い込んでいる場合が多い。不随意運動もむずむず感も通常の睡眠薬はあまり有効でなく、不随意運動を治療する薬物が有効である。:厚労省サイト)


-Restless Legs Syndrome Prevalence and Impact [[Arch Intern Med. 2005;165:1286-1292.:http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/short/165/11/1286]]

--RLSはコモンなsensorimotor disorderであり、QOLや睡眠障害を引き起こす程度のものから重症の者まで。その頻度は今までの研究で不明であった。18歳以上の診断的アンケートで調査。15391名調査。頻度は1114 (7.2%)。症状が1週間前生じたのは773(5.0%)。週2回生じたのは416 (2.7%)。.416 (termed RLS sufferers)のうち、 337 (81.0%) がプライマリ・ケア医師にその症状を話しているが、わずか21例(6.2%)でその診断が下されたにすぎない。SF-36 スコアは他の医療的な状況におかれている対照とマッチした場合、その値が低い。結論としては意義のあるRLSは2.7%で、診断不十分で、睡眠やQOLを有意に障害する。

-[[むずむず脚症候群治療薬FDA承認 2005.5.25 :http://intmed.exblog.jp/1950124]]
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/saisin/photo/52280101.gif

[[得手勝手な新聞社である読売新聞はここでは、健保未承認薬を推奨している:http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/saisin/sa522801.htm]]

by internalmedicine | 2005-06-14 09:41 | 医療一般  

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