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好中球減少症に対する抗生剤予防投与死亡率減少の証明・・・ニューキノロン予防投薬を認めぬ厚労省

日本の感染症医学というのはとても不思議な部分があります。

抗生剤皮内反応なんてそれ自体でアナフィラキシーの危険性さえあり、国際的にされているのは日本だけなのにオンブスパーソンとやらの横やりでしょうか、未だに現存しております。

もう一つのまか不思議は、
ニューキノロンの導入が非常に遅れたこと・・・これは国内メーカー参入を待っていたせいだと思いますが、天下り行政の弊害だとおもいますが、そのせいで、ニューキノロン系薬剤使用の縛りです。“本剤の適用は,他の抗菌剤にアレルギーの既往を有する患者あるいはカルバペネム系,第3世代またはそれ以降の世代として開発された新しいセフェム系注射用抗菌剤を使用しても十分な臨床効果が得られない患者で,かつ経口抗菌剤が投与不能の場合に限定すること.”という縛りがあるのです。(http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6241400A1022_1_10/
国内メーカーのこの種の開発・販売までまったことが遠因となり、重症肺炎でも第一選択薬としてつかえません。ましては、好中球減少患者への予防投薬も現在第一選択としては使えません。これは国内製薬メーカー優遇のため、ニューキノロン系注射薬剤適応認可が遅れたことが原因の一つです。今後さらに予防投薬適応を放置すれば、ニューキノロン系薬剤の予防投与の効果が示された今は・・・その間の患者さんの予後悪化に厚労省の不作為が関与ということになるでしょう。


<AIMの論文>
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Ann Int Med 21 June 2005 Volume 142 Issue 12 (Part 1) Pages 979-995
・1973-2004年の95のトライアルで、42トライアルがキノロン予防
・プラセボ・無治療に比較して抗生剤予防投与はリスク減少を予防(relative risk, 0.67 [95% CI, 0.55 to 0.81])
・すべての予防的抗生剤は副作用増加リスクと相関 (relative risk, 1.69 [CI, 1.14 to 2.50]).
・Fluoroquinolone予防は全原因死亡率を低下(relative risk, 0.52 [CI, 0.35 to 0.77])、同様に感染症関連死亡率、発熱、臨床的に記載された感染症、微生物学的に記載された感染症を減らす。
・Fluoroquiinolone予防は特異的薬剤に対するharboring bacilli 抵抗性を増加させ、副作用を増加させるが、統計的に有意さはない(relative risks, 1.69 [CI, 0.73 to 3.92]) and 1.30 [CI, 0.61 to 2.76], respectively).

by internalmedicine | 2005-06-21 12:02 | 感染症

 

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