抗生剤が変形性関節症に有効?


動物実験や人の組織実験で、軟骨の破壊を抑制するという減少がみられ変形性関
節症の治療に有用ではないかと期待があった。


米国の6つの臨床研究センターでなされた初めての長期トライアルの報告があっ
た。




Effects of doxycycline on progression of osteoarthritis: Results of a
randomized, placebo-controlled, double-blind trial
Arthritis & Rheumatism Volume 52, Issue 7 , Pages 2015 - 2025
http://www3.interscience.wiley.com/cgi-bin/abstract/110549612/ABSTRACT
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肥満女性(n=431)45-64才で、片側のレントゲン上膝OAがある例を30ヶ月100mg
doxycyclineとプラセボを1日2回割り当て
n

脛骨大腿骨関節腔狭小化(joint space narrowing (JSN))を測定。16ヶ月、30
ヶ月。関節痛重症度は6ヶ月後と記録

完遂71%、30ヶ月時レントゲン85%を獲得。レジメンへのadherenceはper
protocolで91.8%。

関節腔幅の平均±SD減少は
doxycylcine群ではプラセボ
16ヶ月後:0.15 ± 0.42 mm 対 0.24 ± 0.54 mm:doxycline群では40%少ない
30ヶ月後:0.30 ± 0.60mm 対 0.45 ± 0.70 mm

Doxycyclineは平均関節痛重症度を減少させず、ベースラインで両群ともその疼
痛スコアが低いためで、floor effectだったのではないか。

しかし、指標関節の疼痛が20%増加したときのフォローアップ受診頻度は、以前
と比べてdexyclycline群では減少。一方、doxyclineは対側関節のJSNや疼痛に影
響を及ぼさなかった。
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by internalmedicine | 2005-06-30 16:04 | 医療一般  

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