クリニック、Clinicの語源

“クリニック”で、Google検索すると、健康食品関連の通販サイトが上位に検索され、また、いわゆる風俗関係のサイトが検索されるなど、“クリニック”という言葉の乱れは・・・
私の所が、内科クリニックという名称をしてますので、すこし、思い入れがあります。
“クリニック”も使用制限すべきだったのでは・・・

大・米国経済優先帝国により、商用的な、ビジネスライクなものが入り込み、イギリスの人たちもさめてみていると言うことがわかります(Lancetはさすがイギリス・・)。
どこぞの、問題だらけの米国医療をみならおうとする暴走する市場原理主義・“米国至上主義”の総理大臣やとりまきのあほどもに、医療に“市場主義”をいれることの問題点をちゃんとかんがえてるのか・・・と言いたい。

参考:
現代米国の医療制度に何を学ぶべきか


やっと本論!

クリニック、Clinicの語源
Lancet Volume 363, Number 9419 01 May 2004
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“クリニック”はギリシャ語のklink、すなわちベッドに由来があり、ラテン語でclinicusである。我々はclinicと言ったとき、直ぐに医学を考えるが、19世紀その2つの言葉が強く関連づけられた。以前は英語で言うclinicは、宗教に関連していた。世俗的にも通用していた“constitution:施設"や"crisis:危機状態”といった言葉とちがい、近代になり医師たちが主体的に “clinic”や“clinical”という意味合いをより厳格にコントロールし、使っていた。20世紀になり、他の内容を指す言葉に変容し、時に重大な批判を含有したりすることもあるが、ほとんど、社会的仕事と商業的世界のなかで記される、医学の栄光を意味することが多い。
死までの洗礼を先延ばしにするという意味で、clinicという言葉は17世紀イギリスで出現(名詞でのクリニックということで)した。形容詞としても用いられた。

John Donneが教訓として記している(1619-22)
"Be though therefore St Cyprian's Peripatetique and not his Clinique-Christian, a walking and not a bedrid Christian". (Cliniqueのクリスチャンより、キプロスのPeripatetique(どうもスキャンダラスな人あるいは人たちらしい)であったがよい、部度に縛り付けられているクリスチャンより歩いている方がよい)

もし、この時期にベッドサイドの医学と関連づけされて使われていたら、おそらくquackや経験的な看護としても意味しか持ち得なくなっただろう。

オーソドックスな医者が、ベッドサイドの活動の場所や性質を説明するのにclinicやclinicalという言葉を用いるときは、他の意味を除外して、その言葉の他の可能性を全否定しつつ用いる言葉であった。
19世紀の医学の実践、教育を合法とされてから、由緒正しい言葉として出発され、世俗で使われない時期に、ベッドサイド医学として使われるようになったのは皮肉なことである。
臨床教育はヒポクラテスの著述(紀元前5-3世紀)、キリスト教ヨーロッパではルネッサンス期のフローレンスやパドヴァの病院にまでさかのぼります。
Thomas Sydenham (1624-89) はclinical medicineにおける17世紀の最大のスポークスマンと通常見られるが、彼の疾病のコンセプトはヒポクラテスの仕事やclinicalという言葉とはことなったものであった。
狭い意味でのclinicやclinical medicineというのは、、産業革命後のパリで作られたものでした。
フランス語のcliniqueの輸入によるアングロサクソン化(英語化)させたものとしてイギリスに輸入されたものでした。
建物や特別な部門を記載している、煉瓦とモルタルによる構造物としての意味合いであり、患者を含めた教育クラスも意味した。他の場合は尊敬の場合の用語でもあった。
1869年、Armand Trousseauの"Clinical Meidicine"は、そのclinicは“医学研究の礎石”とよばれた。
ほとんどの医師にclinicallyに臨床技術を意味する言葉として用いられ、医学専門の絶頂期となった。多くは交流を望まず、経験のみで学んだ。
臨床医学に科学を取り込んだのは、おそらく20世紀になってからであり、医師は白衣を着て、診断において多くの器具をとりいれられ、clinicalという意味はより冷徹な意味となり、“臨床における効率の問題にも対策しなければならない”ということにもなった。効率、ビジネスライクな医療マネージメントは、“大”米国がリーダーシップを摂っており、20世紀初頭から始まっている。
clinicやclinicalという言葉の適正化はベッドサイドと無関係なあらゆる企業によりゆがめられてきている。
アップデートされた科学や現代的にマネージメントされた技術を用いた1対1の専門家によるガイダンスもこの言葉を使うようになった、たとえば非行少年に対するクリニック(juvenile delinquent clinics)、英語ライティングの文法クリニック、スポーツクリニック、ドラム・クリニックでさえ・・・

最新の科学および現代の経営技術を使用する専門の1対1のガイダンスの含蓄を備えたこれらの充当物は非行少年クリニック、英語記述の構成クリニック、スポーツ・クリニックおよびドラム・クリニックなどのようなものを作成するために使用されました。

by internalmedicine | 2004-05-01 11:38 | 医療一般  

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