肺動脈モニターは臨床アウトカムを改善するとはかぎらんのだよ

医療過誤対策の病院として有名になった病院は開設当初モニターだらけなら安全というスタンスの病院であったと記憶している。そのころICUらしきところで仕事をしてたのだが、他の病院は最新のモニターが次々に導入されたが、私のつとめていたところは金が無いのか何なのかとてもみすぼらしい設備しかなかったので、負け犬の如く「所詮、モニターで人は直せないんだよ」と言ってた頃があったが・・・ホントにすべてのモニターがアウトカム上有用かどうかは・・・・未だに?


Assessment of the clinical effectiveness of pulmonary artery catheters in management of patients in intensive care (PAC-Man): a randomised controlled trial
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140673605670614/abstract
The Lancet 2005; 366:472-477

重症疾患患者のマネージメントにおいて、PAC(肺動脈カテーテル)が血行動態モニターを広く使われている。それには安全性の問題点がある。

1014名の患者:PAC有りと無しのマネージメントにおいて入院中死亡率の差異無し(68% [346 of 506] vs 66% [333 of 507], p=0・39; adjusted hazard ratio 1・09, 95% CI 0・94?1・27).
486名のうち46名でPAC挿入に伴う合併症が存在した。致命的ではなかった。
PACのマネージメントはベネフィットと有害性の彰かな証拠はなかった。
このデバイスが冗長な技術でないとするなら、PACを用いたマネージメントが明らかにあるグループで有効性の研究がなされるべき。

by internalmedicine | 2005-09-12 17:05 | 医療一般  

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