COPDは塵肺?

たばこを吸うことで塵肺と同じプロセスがあるとは・・・

COPD  A Dust-Induced Disease?
(Chest. 2005;128:3055-3064.)
http://www.chestjournal.org/cgi/content/abstract/128/4/3055
小気道の炎症が、airflow limitationの進展ややCOPDの進行に重大であるということがさまざまな報告で示されている。この仮説は、COPDの病因が慢性の吸入粉塵誘発性疾患を反映している。喫煙の無機的なホコリと推定されるケイ酸アルミニウムやカオリナイト(Kaolinite)で、粘度土壌と共通の成分である。カオリナイトは喫煙者の肺胞マクロファージから回収され、タバコの構成成分としても知られている。
タバコのカオリナイトの起源は不明のままで、その作用に関する可能性が報告されている。
吸入にて、肺の末梢でのカオリナイト沈着物は呼吸細気管支の繋がる終末細気管支内のマクロファージに蓄積促進する。
感受性のある喫煙者では、遺伝的、環境的、免疫的、器械的要因が相互作用し、小気道炎症に関係し、究極は肺気腫の病理的変化をもたらす。
さらなる研究にて、マクロファージの機能へのカオリナイトの影響の研究により、呼吸細気管支炎の病態の進展がCOPDの病態予防に繋がる可能性がある。
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by internalmedicine | 2005-10-25 14:34 | 呼吸器系  

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