医療事故・・・真犯人は?
2005年 11月 10日
医療事故というのは、頭と性格のわるい医者が、時には犯意をもってするものと勘違いしてるのではないかという印象をもっているのではないでしょうか?
医療というのは特に救急や癌・ターミナル・ケアを受け持つ場合は当然死が日常的なのです。
馬鹿(ひ)新聞の記者が、飛行場の安全性と比較して、医療の現場はずさんすぎるというコメントを書いてましたが、飛行場で勤める人間が一人あたり、月に1~20名程度の死亡に立ち会うのでしょうか?
馬鹿も やすみ休みいってほしいもんです。
診療報酬引き下げというのは、利用者の安全をこれ以上担保できない・・・人員集約型である医療の世界では診療報酬引き下げが直接、サービスの低下を意味するのです。
医療界はギブアップ宣言すべき時期なのでは・・・?
ところで
医療事故というのは、直接、患者と密に接するひとほど、その因果関係が明らかになりやすくなります。実は医者よりも看護師の方が、医療事故に関わる頻度が多いのです。
下記表をみるとわかる如く、最右が日本の実態に近いもの、真ん中がマスコミ報道によるものとの如く、看護師の医療事故は報道されにくく、医師がらみの医療事故は報道されるのです。
(http://www.imic.or.jp/about/imicpdf/24_2/v24_2p18.pdfから)
しかるに、
厚労省は、医師の資質、知識・技術・倫理ばかりを問題にして、自らの施策の失敗は棚の上 → 具体例
そして、医者ばかりを、スケープゴートにする風潮に乗って・・・
↓
医療の「事故調」設置 通常国会に医師法改正案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051109-00000087-kyodo-soci
こういうばかな政策立案している行政・立法の連中こそ、知識・技術・倫理を検算すべきなのではないか。そして、自らの行政処分歴を公開すべきと思う。 > とくに国会議員
以下の調査委員会が、まともに仕事をしてくれたら、医者や看護師の怠慢だけが問題なのではなく、為政者の責任がかなりあることが判明するはずです。 それだけをちょっと期待。
まぁ 無理かな・・・きっと馬鹿ひ新聞記者などが・・・
↓
医師の氏名、ネットで検索可能に・厚労省方針 (日経新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051110AT1G0902S09112005.html
by internalmedicine | 2005-11-10 16:42 | くそ役人