COPDへの吸入ステロイド治療は全原因死亡率を改善
2005年 11月 21日
Inhaled corticosteroids and mortality in chronic obstructive pulmonary disease
Thorax 2005;60:992-997
プールされたデータの解析、ITT解析ベースで、5085名の患者データで、吸入ステロイド(ICS)とプラセボ対照にて予後評価を行った。26ヶ月フォローにて、4%の対象者死亡。
ハザード比0.73(95%CI 0.55-0.96)
女性で0.46(95%CI 0.24-0.91)
喫煙履歴有り患者で0.60(95%CI 0.39-0.93)
このサブグループの寿命延長効果が示唆される
ICSの抗炎症効果は、動脈硬化疾患への影響もあわせ考えられる。
表:http://thorax.bmjjournals.com/cgi/content/full/60/12/992/T4
by internalmedicine | 2005-11-21 15:52 | 呼吸器系