睡眠時無呼吸症候群と脳卒中 肝炎
2005年 11月 22日
ref)Association of Sleep-disordered Breathing and the Occurrence of Stroke
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 172. pp. 1447-1451, (2005)
睡眠時無呼吸は肝臓疾患のリスクとなる
Chronic liver injury during obstructive sleep apnea.
Hepatology. 2005 Jun;41(6):1290-6.
OSA患者は過体重の原因となり脂肪肝の進展リスクとなる。
OSA自体が肝障害のリスク要因となる出有ろう事が示唆され、OSAの虚血性肝炎も報告されている。OSAはインスリン抵抗性の独立したリスク要因である。
OSAを臨床的に疑った患者のアルコール非摂取者の肝生検163名の連続的検討にて、
・重症のOSA(>50/h)の27%、中等度(AHI 10-50/h)の52%、非OSAの21%
館酵素増加の独立したパラメーターはBMI(OR 1.13 CI 1.03-1.2)、重症OSA(OR 5.9 CI:1.2-29)であった。
肝生倹にて脂肪肝炎12/18、繊維化例7/18
OSAはインスリン抵抗状態であり、同じ程度のBMI比較で、脂肪性、壊死性、繊維化スコアの割合が高い。低酸素の間接的マーカーによる肝臓の免疫染色では重症のOSAの有無で違いはなかった。
by internalmedicine | 2005-11-22 12:01 | 呼吸器系