乳幼児の細気管支炎のβ刺激剤拡張剤効果
2005年 11月 29日
ほんとにそれでいいのか?・・・という疑問がある。
しかし、肺機能がなかなか測定できないから乳幼児では永遠に疑問のままかもしれないとおもってたのだが・・・良い方法があるものだ
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細気管支炎の乳幼児に対して、サルブタモールによる気管支拡張効果は年齢と相関し得見られなかった。気管支拡張剤が小児に使われているが、その有効性に疑問が書字、議論有る内容となった。2-18ヶ月の乳幼児41名にて、raised volume rapid thoracoabdominal complression technique(http://ajrccm.atsjournals.org/cgi/reprint/161/5/1760)にて拡張剤前後で呼吸機能をみたもの。
11名の乳幼児にて有意に肺気量の増加が認められ、3名が減少、27名が有意な変化無し。
肺機能の変化のあった一群と無かった一群は年齢差がない。年齢と気管支拡張効果の相関もない。気管支炎群のサブグループにて有益性が見られる臨床的に意義有る所見であったが、臨床的に注意深い観察で、気管支拡張剤の使用が効果有るかどうかによって中断するかどうかを判別する必要がある。
Does Bronchodilator Responsiveness in Infants with Bronchiolitis Depend on Age?
http://www.jpeds.com/article/PIIS0022347605005020/abstract
J.pediatrics Volume 147, Issue 5, Pages 617-621 (November 2005)
by internalmedicine | 2005-11-29 15:36 | 呼吸器系