ヘリコバクターピロリの日本人業績の主張

ノーベル賞にあまりに躍起になると隣国のようになってしまいそうだが、言葉の壁で、国内の優秀な業績が知らされてないことは非常に残念なので、以下のような投稿は日本人としては歓迎すべき

In praise of Japanese research
The Lancet 2006; 367:297
2005年ノーベル生理学医学賞(Nobel Prize in Physiology or Medicine:順番からいえばそうじゃないか)はBarry MarshalとRobin WarrenがHelicobacter pyloriの発見と胃炎・消化性潰瘍での役割を発見したとして受賞されているが、Lancet(Stephen Pincock's Profile Oct 22 p1429)文中に、日本の科学・科学者の寄与の大きさを認める文章が掲載されているとしている。 北里大学の小林六造と Katsuya Kasaiの名前をPincockがより言明している
20世紀初頭彼らは、胃内のヘリコバクターを発見し、新しい宿主への感染の可能性を証明している。別の病原菌とともに投与したスピロヘータの胃内粘膜のびらん性変化を証明した。当時利用できる唯一の抗菌剤であるarspheramine投与により動物実験で利用できる可能性を示唆した。
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おそらく以下の主張その通り
http://www2.convention.co.jp/helico10/aisatsu.htm
http://www.microbes.jp/aimai/kurashi/fl086.htm

なぜ、日本のよい業績が認められないかは言葉の壁によるとこの投稿ではかかれている。


日本でも最近は英語のできる研究者が激増しているようであり、若い人たちはさほど苦にしなくなったのでは無かろうか・・・肝心の業績はどうかしらんが

by internalmedicine | 2006-01-28 09:09 | 医療一般  

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