急性アルコール摂取にて肺障害などの酸化ストレス関連イベントを生じる可能性あり



Alcohol-Induced Lung Damage and Increased Oxidative Stress
Respiration 2006;73:100-104
アルコール誘起性肺障害は酸化ストレス増加と関連
【目的】アルコール有機性変化を肺のbiochemistryと組織学的変化
【方法】ラットを2群に分け、対照群とエタノール群
2g/kgエタノール腹腔内投与。対照は同量の生食を投与
3時間後屠殺し、血中・肺組織サンプルを入手
【結果】エタノール群では、血中・組織中のMDAやMPO活性が増加(p = 0.007, p = 0.001 p = 0.000)。肺組織Na+-K+ ATPase activitiesと赤血球GSHは減少 (p = 0.001 , p = 0.000)
エタノール群では、組織学的検査にて肺胞血管肥厚と肺胞上皮変性、リンパ球浸潤、赤血球血管外漏出がみられた。(p < 0.05).
【結論】この結果、高用量の急性アルコール投与は、全身性・局所性の酸化ストレスを生じ、拝承がを生じる可能性、軽度の肺機能障害から重症の肺障害まで生じる可能性がある。
ARDSの急性発症にアルコール依存からの生じた酸化ストレスが原因になる可能性、そして、虚血性障害、冠動脈疾患、四肢の急性虚血や外傷性アクシデントなどの合併しているときは特に考慮しなければならない。故に、ARDSへの注意はリスク有る患者でのアルコール誘起性肺障害の合併症予防・死亡率低下に寄与する可能性がある。




4月ー5月に多い学生の一気のみは厳に謹んでほしい。若いときにバイトにいくと5月ピークにこういうケースに遭遇したものである。脱糞まで・・・後生に汚点を残すだけでなく、生命の危機に関わると思われ・・・

by internalmedicine | 2006-02-15 16:14 | 呼吸器系  

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