Koplik斑
2006年 02月 24日
麻疹をほとんどみなくなった・・・NEJMというのは時々こういう風に確認的な所見を記載してくれる。

ところで、Koplik斑の感度・特異度に関する記載がみつけられない
Definition:
http://www.medterms.com/script/main/art.asp?articlekey=6481
口腔内の小スポットで、麻疹の早期に出現する特徴性の高いもの
白砂の小さな種のように見える、周りに赤い輪を伴う。頬の内側(頬粘膜)に特異的に第一・二上臼歯の反対側。
IDSCのサイトに麻疹一般に関して書かれているが、わが国の1歳児の麻疹ワクチン接種率は約50%と極めて低く、患者のほとんどが予防接種未接種である。また我が国では麻疹による死亡例が毎年報告されており、厚生省(現厚生労働省)の人口動態統計をみると、数千人の麻疹による死亡者が出ていた50年前と比較すると死亡数の減少は著しいが、現在もなお数十名の死亡例があり、年齢的には0~4 歳児が大半を占め、特に0、1歳児の占める割合が多い。
反ワクチン運動の弊害甚だしい・・・事例のひとつ・・・麻疹
by internalmedicine | 2006-02-24 09:03 | 感染症