M1アゴニスト・認知症治療薬の可能性



California Irvine大学のPress release
から
AF267Bは、学習・記憶に必須である脳内の、神経伝達物質であるacetylcholineの効果と類似。M1受容体を含む脳内の特異的受容体と結合し、Alzheimerのターゲット治療としても開発。
M1アゴニストは、以前テストされたが、臨床トライアルで失敗に終わっている。
AF267Bは、M1アゴニストの全世代の問題点を克服したように思え、マウスの海馬や皮質のプラークや神経原線維塊の総量を減少させ、認知パフォーマンス改善していることを発見。
M1受容体へ結合する物質は、βアミロイドの産生を防ぐ可能性がある。



対象論文は・・・
M1 Receptors Play a Central Role in Modulating AD-like Pathology in Transgenic Mice
Neuron March 2, 2006: 49 (5) 671-682


抗コリン作動性薬剤で軽度認知機能障害と逆の意味なので、興味深い

by internalmedicine | 2006-03-06 15:52 | 医療一般

 

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