ネブライザーに起因する瞳孔不同
2006年 03月 08日
Nebulizer-Associated Anisocoria
Volume 354:e8 March 2, 2006 Number 9
NEJM Iosson 354 (9): e8, Figure 1 March 2, 2006
42歳静脈ドラッグユーザーで、真菌性肺炎と敗血症による治療にてICUから退院後非侵襲的人工呼吸を受けている患者
アルコール性肝硬変、慢性活動性肝炎、C型肝炎
酸素とsalbutamolネブライザー、ipratropium bromideをフェースマスクを通して受けている。
右の瞳孔が固定・拡張したときに改善
脳神経検査では異常が見られない
頭部CTスキャン正常
BiPAPフェースマスクのフィットが不完全で、若干右にずれていた。
MDIやネブライザーでipratropiumが結膜に暴露されたら、散瞳・緑内障を考慮する必要がある。
by internalmedicine | 2006-03-08 14:27 | 呼吸器系