松の実が食欲減退作用、ピスタチオ・ナッツが脂質改善というが・・・
2006年 04月 04日
Atkinsダイエットなどの炭水化物フリーの食事というのは食欲減退するわけだから、これが特殊なのかどうか分からないが、松の実というのが食欲減退作用を有する食べ物として検討されている。
American Physiological Society session at Experimental Biology 2006から・・・
松の実油が4時間で60%まで食欲抑制作用をboostする。
Korean Pine Nutは、ギリシャローマ時代以前に食欲低下を来すと知られていたそうな・・・
American Physiological Society session at Experimental Biology 2006で、
Einerhandが二重盲検交差試験を行い、30分で大きな効果があったとのこと
18人の女性では29%食欲減少、さらに食事をとりたいという項目では36%減少
C摂取後4時間後もCCK(cholecystokinin)60%、GLP1(glucagon-like peptide 1)が25%増加~持続していた。
CCKやGLP1は食欲抑制的であり、脳への満腹シグナルを送るのだろうと考えられている。
実験ではPinnoThin(商品宣伝)と呼ばれる3グラムの製品で、Korean pine nut PUFAs 88%からなり、Lipid Nutrition(オランダの Loders Croklaanの一部門)で商品化されている。
もうひとつは、ピスタチオ・ナッツの脂質改善作用・・・でもねぇ、総カロリーの2割ってのは、別の病気を生じそうなきもするのだが・・・
Effects of pistachio nuts consumption on plasma lipid profile and oxidative status in healthy volunteers
Nutrition, Metabolism and Cardiovascular Diseases
Volume 16, Issue 3 , April 2006, Pages 202-209
健常成人で、ピスタチオナッツを全食事のカロリー2割に割り当てたときに
malondiadehyde(MDA)値、総コレステロール/HDL、LDL/HDL比、HDL,抗酸化能(AOP)、AOP/MDA比は有意に増加。TGやLDL値は減少したが有意ではなかった。
by internalmedicine | 2006-04-04 17:57 | 動脈硬化/循環器