粗鬆症の治療薬が子宮内膜癌の発症を防ぐ

粗鬆症の治療薬が子宮内膜癌の発症を防ぐかもしれないという記事の大元
STARトライアルの結果判明らしい



エビスタ(raloxifene)は骨粗鬆症治療に用いられている薬だが、閉経後女性の浸潤性の乳癌に対し、tamoxifenと同等の効果があるという報告がある。内膜癌に導くリスク軽減効果があるとのこと



Study of Tamoxifen and Raloxifene (STAR) trialが報告された、19747名の女性
http://www.cancer.gov/clinicaltrials/digestpage/STAR

エビスタはtamoxifenより安全であるとNSABP( National Surgical Adjuvant Breast and Bowel Project)議長が述べている。
エビスタ60mgとtamoxifen 20mgをランダムに行い約4年間フォロー

*tamoxifenに割り当て9726名中163名浸潤性乳癌
エビスタに割り当て9745m影中157名浸潤性乳癌

*子宮癌においては
tamoxifen:36名
エビスタ:23名
38%のリスク軽減

*深部静脈血栓・肺塞栓に関してエビスタはtamoxifenにくらべ29%少ない

*卒中はtamoxifen 53、エビスタ 51
*心筋梗塞はtamoxifen 47、エビスタ31
*白内障はtamoxifen 394、エビスタ313で21%リスク減少



乳癌予防薬とは、どのように位置づけになるのか?
また、プラセボ対照にできなかった理由は、tamoxifenの予防投与がすでに確立している国があるということであるが、日本ではどうなのだろうか?
・・・専門医のコメントを集める必要があるだろう。

by internalmedicine | 2006-04-18 10:21 | 医療一般  

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