ナノ粒子をエコー検査のenhancerとして利用

ナノ粒子ってのは有害性も考慮されなければならないと思うのだが・・・特に問題ないのだろうか?




ベクターやtransporterとしての利用が試みられているようだが、環境や健康への影響を心配してしまう。


そんな中、エコーのenhancerとしての利用が報告されていた

Nanoparticles as image enhancing agents for ultrasonography
Jun Liu et al 2006 Phys. Med. Biol. 51 2179-2189
http://www.iop.org/EJ/abstract/0031-9155/51/9/004
ナノ粒子は画像 and/or 治療のターゲットとして関心がむけられている。
毛細血管を超えて標的細胞、たとえばガン細胞にナノ粒子が到達することができる。超音波grey scale imageでphantomやマウスの肝臓にて固形ナノ粒子を用いたenhance効果を検討した。
珪酸ナノ球形(100nm)を1-2.5%の濃度でagaroseに拡散し、高解像度超音波システムにて(トランスデューサー中心部周波数 30MHz)にて行った。
500-3000nmの異なるサイズのポリエチレン粒子と0.13-0.75%の濃度は同様にagaroseで拡散し、画像化された。
マウスにナノ粒子懸濁を生食にて静脈投与
Bモード画像を粒子注入後異なる時相で測定できた。
自動コンピュータープログラムでこのグレースケール変化量を定量化した。
超音波反射がagarose gel内のナノ粒子懸濁で観察された。
画像のbrightness、すなわち、平均grey scale levelは、粒子サイズと濃度により屁増加した。
マウス肝のグレースケールは粒子投与後増加した。
US画像のenhancing agentsとして固形ナノ粒子は有益である可能性がある。

by internalmedicine | 2006-04-25 11:27 | 医療一般  

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