ナノ粒子をエコー検査のenhancerとして利用
2006年 04月 25日

ベクターやtransporterとしての利用が試みられているようだが、環境や健康への影響を心配してしまう。
そんな中、エコーのenhancerとしての利用が報告されていた
Nanoparticles as image enhancing agents for ultrasonography
Jun Liu et al 2006 Phys. Med. Biol. 51 2179-2189
http://www.iop.org/EJ/abstract/0031-9155/51/9/004
ナノ粒子は画像 and/or 治療のターゲットとして関心がむけられている。
毛細血管を超えて標的細胞、たとえばガン細胞にナノ粒子が到達することができる。超音波grey scale imageでphantomやマウスの肝臓にて固形ナノ粒子を用いたenhance効果を検討した。
珪酸ナノ球形(100nm)を1-2.5%の濃度でagaroseに拡散し、高解像度超音波システムにて(トランスデューサー中心部周波数 30MHz)にて行った。
500-3000nmの異なるサイズのポリエチレン粒子と0.13-0.75%の濃度は同様にagaroseで拡散し、画像化された。
マウスにナノ粒子懸濁を生食にて静脈投与
Bモード画像を粒子注入後異なる時相で測定できた。
自動コンピュータープログラムでこのグレースケール変化量を定量化した。
超音波反射がagarose gel内のナノ粒子懸濁で観察された。
画像のbrightness、すなわち、平均grey scale levelは、粒子サイズと濃度により屁増加した。
マウス肝のグレースケールは粒子投与後増加した。
US画像のenhancing agentsとして固形ナノ粒子は有益である可能性がある。
by internalmedicine | 2006-04-25 11:27 | 医療一般