タバコ と めざめ
2006年 04月 27日
喫煙により睡眠深度が浅くなることに関しては従来ニコチンの刺激作用が原因と従来いわれていた。
しかし、最近は否定的見解が多く、鬱状態との関係が示唆されている。
うつ症状・喫煙がUSの思春期においては、成長・睡眠障害の問題となっている
Depressive Symptoms and Cigarette Smoking Predict Development and Persistence of Sleep Problems in US Adolescents
PEDIATRICS Vol. 106 No. 2 August 2000, p. e23
・思春期における睡眠障害の問題とうつとの関係が示唆されている
Smoking status
Never smoker 1.00 1.00
Experimenter .95 (.80-1.13) 1.29 (1.04-1.54)
Established smoker 1.26 (.95-1.66) 2.18 (1.63-2.91)
(引用)
・ニコチンは刺激性であり、覚醒的にはたらき、睡眠障害をもたらす機序も考えられる。夜間のニコチン濃度の減少は睡眠障害性にはたらく可能性も示唆されているが、まだ一定した知見がない。
・内臓脂肪とうつ症状との関係は思春期においてはその関連性がないが、他の要素、アルコール、身体運動の欠如、精神疾患、パーソナリティー障害(怒り・転換気質など)、身体化などの第3の要因も関連している可能性がある。
また
睡眠障害は禁煙時にcommonな問題として報告されている。
Chest, Vol 105, 1136-1141
Nesbitt's Paradox states・・・・(未完成)
by internalmedicine | 2006-04-27 09:04 | 医療一般