骨髄穿刺は腸骨アプローチのみ?
2006年 05月 10日
骨髄穿刺は、後上腸骨棘が主流だとか・・・開業した当初はやっていた骨髄穿刺も最近はやらなくなりました。何故ならやはり医療事故を忌避した萎縮医療の一環ですね・・・
保身的な医療にならざる得なくなり、医療そのもに影響を与えてしまっている次第
確かに、AFPでは
骨髄検査の方法として吸引と生検がある。
好まれる部位としては、腸骨稜(通常、後上腸骨棘)と胸骨が好まれる
胸骨アプローチは合併症リスクがあるため、後上腸骨棘が子止まれる
他に前上腸骨棘・大転子が次の部位として用いられる
とあり、確かに腸骨主体と思わせる。
ただ、腸骨のみ主体でよいのだろうか?
骨髄増殖性疾患や白血病では穿刺部位による差はなさそうだが、低形成性の疾患、再生不良性貧血などの場合は腸骨部位は低形成所見となりやすい。
(Rinsho Byori. 1991 Jun;39(6):656-60.)
個人的な話だが、20年ほど前先輩から指導された通りのことが書かれているし、臨床経験からも腸骨からはhypocellarityであるという確信をもっているのだが・・・
まぁ・・・防御的・保護的な医療による、医療方法の変遷というのも、骨髄穿刺一つでも生じているのである。rareな合併症といえど、医師生命を絶たれるという恐怖心により、検査方法も変化していくのだろう。・・・ただ、医療過誤・訴訟だの騒いだときに失ったものも、時には思い出してほしい・・・医者・患者・国民・メディア
後は日系メディカルとやらを読んでから書き込む予定
by internalmedicine | 2006-05-10 10:27 | 医療一般
