テレビ局のお詫び
2006年 05月 13日
反省・・・してないなぁ・・・総務省から指導されたときに、ウェブでお詫びをすることもその内容になってたはずだが・・・
赤い〇のところがその記載
↓
ピーカンのお詫び
ほとんど アリバイ的
体調を崩された方、及び関係者の方々、視聴者の方々に対し深くお詫び申し上げます。
現在この原因と番組内容の精査を行っておりますが、今後も同じような症状が発生する可能性があることから、当該番組で紹介した『白いんげん豆を使用したダイエット法』はお止めいただきますようお願い申し上げます。
尚、白いんげん豆を通常の調理方法で食べることは問題ありません。
来週はDetox関連を扱うようである。
Detoxってのはとてもぁゃしぃ概念・・・
(http://www.detox-web.com/)などは典型的で、農薬・保存剤・人工合成物・重金属などの恐怖をあおり、それを体外に排泄することを促す・・・
Ref)健康情報の信頼性とその情報源
かれらに言わせれば病気の原因は毒であり、毒を排除することで健康を保てるというもの・・・世の中、毒というラベリングを行い、体内に入ってはいけないものという、善悪二種類にわけられるというあまりに単純で馬鹿丸出しの概念なのだが・・・
Detoxは毒素を体から出すという表現で、多くのメディアで紹介されてる。意図的に、漢方や民間での解毒という言葉と誤用・誤解させている。
本来Detoxは重金属などのキレート治療・浣腸などのEnema治療、現在は、発汗といった生理作用をもたらす物理療法から、自然食品などと広汎に変容しているようである。
・・・日本人の英語の理解力不足と、自然食品への警戒心のなさによる安易なDetoxという言葉の使用・・・それが言葉の濫用になっている。
番組のお詫びをみると業者に対する配慮がかなり見られ、業者との関係を崩したくないという気持ちが良く表れている。・・・ヘルスケア関係業者の提灯番組ではないかと思う。健康情報番組がQuackeryに汚染されている現状は日本独特なのかもしれない。
宣伝と番組の混同は民放が自主規制しているはずなのだが・・・それさえ守れないようなテレビ局は廃局すべきである。
<追記>
白インゲン豆被害158人 厚労省、TBSに注意 [ 05月22日 17時04分 ] 共同通信
TBS系の健康情報番組で紹介された白インゲン豆ダイエット法で視聴者が下痢などの症状を訴えた問題で、被害者は全国で158人に上り、このうち30人が入院したことが22日、厚生労働省のまとめで分かった。
同省は同日、TBSに再発防止に努めるよう文書で注意した。
主な症状は吐き気、下痢、嘔吐(おうと)でいずれも快方に向かっており、重症者はいないという。被害者の大半は番組で紹介された方法で豆をいって食べていた。
問題の番組は6日放送の「ぴーかんバディ!」。白インゲン豆を約3分間いった後に粉末化し、ご飯にまぶして食べるダイエット法を紹介した。
ぜひ、総務省のほうで、人的な処分まで要望してほしいものだ。これでは責任を果たしたとはいえない。
by internalmedicine | 2006-05-13 13:23 | メモ