AHA/ACC 脳卒中・TIAガイドライン改訂
2006年 05月 16日
Guidelines for Prevention of Stroke in Patients With Ischemic Stroke or Transient Ischemic Attack
(Stroke. 2006;37:577.)
2006年ガイドラインは2001年のアップデート分で、再発リスクの強化的マネージメントと介入方法、そして生存率・QOLの改善を強調したものである。今回初めて、流感の合併症リスクによる慢性心血管疾患患者へのインフルエンザワクチンを推奨。重要な附加項目であるとのこと
目標LDL値
冠動脈疾患・動脈硬化性疾患を有する全ての患者:<100 mg/dLとしたこと
LDL<70mg/dLとすることも合理的(2年前のNational Cholesterol Education Programの高リスク群への推奨:LDL 70mg/dLであり、その後のデータもその推奨を強化するものであったとのこと)
TG =<200mg/dL
非HDL-C<130mg/dLで<100mg/dLがreasonableとのこと
身体運動推奨:1週間に7日~最低5日30-60分
(以前は週3-4回であった)
血圧:
環境的タバコ喫煙の無いひと:< 140/90 mmHg
糖尿病・慢性腎疾患:< 130/80 mm Hg
体重マネージメント:
18.5-24.9 kg/m2
ウェスト径 <40インチ(男性)、35インチ(女性)
糖尿病患者:
hemoglobin A1c値 < 7%
ワクチン・運動に関してもまぁ当然だなぁ・・・と
by internalmedicine | 2006-05-16 14:41 | 動脈硬化/循環器