家庭内・地域のいじめ・暴力により喘息悪化
2006年 05月 23日
ATS meeting で発表されたぶんらしい
自宅で親かの暴力に、地域学校での暴力にさらされている子供は、平和な環境下の子供より有意に肺機能低下が生じる。
ATS会議で、Harvard SchoolのWrithtらが報告。
自宅での言葉の攻撃、地域での暴力はタバコ・人種・生下時体重・社会経済的状況のマーカー・自己報告喘息と言った要因の補正後も有意差をもって小児の肺機能低下と関連。
低所得者世帯の子供は肺機能低下のリスク増加があり、それは、環境的タバコ、戸内外の環境汚染、アレルゲン暴露などとともに、自宅・ストリートでの暴力といったストレッサーが関与してる可能性がある。
330名の子供を性別・Hispanic55%、高校に行ってない両親の子供40%、子宮内でのタバコ21%に分ける。
FEV1 1.28 + 0.21 L. 1.28 + 0.21 L.
平均FVC 1.39 + 0.23 L
言語的攻撃増加は有意なFEV1減少0.03 L (P<0.05)、FVC減少 0.04 L (P < 0.05).
性差による違いがあり、女の子は言葉的攻撃により影響が大きくFEV1・FVCの低下の程度が激しい、一方、地域での暴力暴露の多い上1/3はFEV1低下の傾向で、FVCは有意に減少。
暴力の影響は生前・生後のタバコ暴露の影響と同じ程度。
by internalmedicine | 2006-05-23 16:43 | 呼吸器系