胎生時の母体喫煙の影響は、受動喫煙より重い

胎生時の母体喫煙の影響は、受動喫煙より重い
Parental Smoking and Lung Function in Children
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 173. pp. 1255-1263, (2006)
妊娠中の喫煙は1秒率1%減、最大呼気流量(25%肺活量時:MEF25) 6%減
最大中位呼気流量(MMEF)の4%の低下は肺機能低下のリスク40%増加に相当する。
現行の受動喫煙は-0.5%(FEV1)・-2%(MMEF50)への影響をもたらす。



母胎中暴露はトゥレット症候群に合併する脅迫障害を悪化
Association Between Maternal Smoking and Increased Symptom Severity in Tourette’s Syndrome
American Journal of Psychiatry 163:1066-1073, June 2006
Tourette症候群の発病・臨床所見に環境・遺伝要因が影響与えていることが示唆されている。Tourette症候群の遺伝的研究はcommonであるが、環境要因に関しては比較的少ない。N=180の比較的大きなコホート研究により出生前・後の影響を重症度・合併症率で検討。
強迫障害:obsessive-compulsive disorder (OCD)
注意欠陥過活動(多動性)障害:attention deficit hyperactivity disorder (ADHD)
自傷行動:self-injurious behavior
の合併について調査
【結果】出生前の母体の喫煙はTourette症候群に合併するOCDの重症度に相関する
母体年齢・生下時体重は有意差があったが、症状重症度との重要度との相関は少ない。

by internalmedicine | 2006-06-02 18:01 | 医療一般  

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