COX2阻害剤と他のNSAIDsによる血管イベントリスク
2006年 06月 03日
COX2阻害剤・・・日本への影響は・・・でふれた。イベント発生率がかなり少ないので、まともに情報収集しなければ影響は明らかにならないのだろう。
138のランダム化トライアル・約15万人対象のメタアナリシスで、Kearneyらは、超過リスクが用量依存性であるか否か評価するデータを示せず、長期使用にだけ問題を限定というわけにはいかなかった。・・・・問題の広がりを見せそうな予感!
COX 2 inhibitors and some NSAIDs increase the risk of vascular events
Do selective cyclo-oxygenase-2 inhibitors and traditional non-steroidal anti-inflammatory drugs increase the risk of atherothrombosis? Meta-analysis of randomised trials
BMJ 2006;332:1302-1308 (3 June)
主に心筋梗塞のリスク増加し(0.6%/年 v 0.3%/年 1.86 95%CI 1.33-2/59:P=0.0003)、他の血管アウトカムは軽度の相違しかなかった。
少なくとも1年間のトライアルで(平均2.7年)の間に、血管イベント比率は1.45(1.12-1.89 P=0.005)

包括的にいえば、重篤な血管イベント頻度は選択的COX2阻害剤と他の伝統的なNSAIDは類似(1.0%/年 v 0.9%/年 1.16 0.97-1.38 P=0.1)
プラセボ比較の血管イベント・総rate ratioは、naproxen 0.92(0.67-1.26)で、ibuprofen 1.51(0.96-2.37)、diclofenac 1.63(1.21-2.37)である。

心血管疾患リスク患者では、NSAIDs選択時、考慮が必要かもしれない。
by internalmedicine | 2006-06-03 11:41 | 動脈硬化/循環器
