肥満と腸内細菌
2006年 06月 16日
こういうときは外電より、その大学のPress Releaseで、今回は:http://mednews.wustl.edu/news/page/normal/7328.html
東大とか、理研なども、こんなPressを作れば、Fundも集まりそうな気がするのだが・・・それで情報をこちらも利用させてもらって・・・朝日なんかのねつ造・低レベル解説なんぞはいらないから、一次ソースに近い情報がほしい・・・
PNASに掲載とのこと
Scienceに開催予定らしいので、そちらが発表されるのを待つとしよう・・・
ポリサッカライドのような複雑な糖を消化するのに細菌が関連し、発酵過程などで、カロリーの蓄積・吸収に影響を与える関係がある。
B.thetaiotaomicronだけの宿主との関係では働かず、他の細菌との関係で影響を与える可能性がある。
Samuelは、Beta thetaiotaomicron(B. theta)による免疫化された腸管をもつマウスは、細菌がないマウスよりよく食物を消化することを見いだした。
B.thetaと Methanobrevibacter smithii(M.smithii)と呼ばれる細菌の組み合わせで免疫化したマウスは、同じ食事量でも多くのカロリーを摂取し、過剰な脂肪のエネルギー外蓄積となりえる。
研究者たちは、肥満の人がM. smithiiを腸内に多く有するかどうかは結論づけてない。しかし、Blaserは、腸内に住み着く微生物の種類により栄養状態が変わるかもしれないと述べている。
by internalmedicine | 2006-06-16 12:08 | 動脈硬化/循環器