抗シトルリン化ペプチド抗体陽性のリウマチはMTXにより進行抑制効果がある



リウマチのテーラーメイド治療というのはまだ発展途上だと思え、その信頼性に関する情報提示も利用者になされるべきと私は思う。この薬剤は30%という断定的な表現は未だ無理なはずで10-40%などの信頼区間とともに提示が必要と思う。

MTX治療に関して影響する、SNPとは違うが、もう一つの要因が報告されている。
(テーラーメイド治療がSNPだけに限定するような報道も・・・疑問が生じる)


European Congress of Rheumatologyというところの年次集会で発表があったそうで、
(情報ソース:EurekalertR

PROMPT-study (Probable rheumatoid arthritis: Methotrexate versus Placebo Treatment-study) は二重盲検対照他施設試験で、110名の分類不能関節炎(正確な診断が下されていない)de,
MTX治療に価値があるかどうかの研究特異的な抗体検査(抗環状シトルリン化ペプチド抗体(anti- cyclic citrullinated peptide antibody))がRAの診断として確定のための検査としてなされ、それは最も進行性のリウマチの形態である。MTX群では、対照群と比べ、RA進行が少なく、寛解へ淘汰する患者も多い。

MTXは葉酸代謝に抑制的に働く薬剤だが、免疫反応を変化させ、リウマチの原因に関して大きな役割を果たすのだろうと推定されている。
anti-CCP test陽性を示す患者の多く、これらは完全なリウマチへ進行する高い尤度を持つわけだが、対象者はこの治療法の有益性を持つ・・・このことに対してヨーロッパの研究者グループでは大きな興味が持たれている。


関節炎関係で・・・Reiter Syndrome (ライター症候群)→Reactive Arthritis (日本語では反応性関節炎) と変遷されているが、感染後関節炎と反応性関節炎の区別の問題


反応性関節炎というのは、1969年から用いられはじめ、病変部位の離れた関節炎からの強い炎症性関節炎の後遺症として記載されたもので、たとえば、消化管感染や尿路感染などである。
抗原としては、SalmonellaやYersinia lipopolysaccharide)、DNAやRNA、metabolically active Chlamydia spp.などの存在があり、反応性と感染後の関節炎の境界をあいまいにする事がある。
診断基準として信頼でき、一般的なものは存在せず、反応性関節炎は主に、先行する感染症から2-4習慣以内に発症した急性の大関節の寡関節炎のとき診断される。
約25%は、感染症に関して無自覚であった。トリガー感染症の診断は反応性関節炎の診断に非常に有用。便・尿路・性器感染を培養で同定することやligase reaction(Chlamydia trachomatis)で同定することがなされる。しかし、関節炎発症後、その可能性は少ない。故に、事前の感染の証明は様々な血清学的な試験で判断されることとなる。しかしこの血清学的検査は不幸なことに標準化されてない。反応性関節炎の長期アウトカムは通常良好で、25-50%が、引き金となる感染や新たな感染症の可能性と、急性の関節炎に進展し、25%が慢性の脊椎関節炎に進展する。
Best Practice & Research Clinical Rheumatology Volume 20, Issue 3 , June 2006, Pages 419-433



反応性関節炎と細菌性関節炎
既知・同定不能の感染症後体内どこに存在するか問わないHLA-B27非関連関節炎の場合、感染症後・反応性関節炎と呼ぶべきかどうかという疑問がある。
20年以上前、感染症後関節炎は“ 先金の構造が滑膜内の炎症所見部位に存在しない、滑膜組織内に培養陰性の炎症性関節炎があり、純粋に反応性と呼べる状態”と定義されている。
B27 関連や他の炎症性関節炎でも、反応性関節炎の滑膜組織中に生存してない細菌構造の観察される。同様に、Borrelia burgdorferi、Chlamydia trachomatis、Chlamydia pneumoniae、Neisseria gonorrhoeaeなどの関与する感染性関節炎の場合、細菌DNAが滑膜細胞にある場合がある。換言すれば、感染後と反応性関節炎の区別は不可能となっている。
反応性関節炎は、最も典型的な、Campylobacter、Chlamydia、Clostridium difficile、Salmonella Shigella、Yersiniaなどのものに限定されるべきで、HLA-B27関連としてこれらは知られている。感染症後関節炎はこれ以外を言うべきであるという主張もある。
しかしながら、典型的な反応性関節炎の病因自体も明瞭というわけではなく、細菌による引き金に限定して呼ぶべきということも正当化できない主張とも言える。
HLA-B27関連とHLA-B27非関連に分けるのは論理的であろう。・・・>Characteristics of the two forms of reactive arthritis

by internalmedicine | 2006-06-23 09:49 | 医療一般  

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